為書(檄ビラ・必勝ポスター)の印刷と配送は「直送!為書き屋」へ。選挙事務所へ直接お届け

2022参院選に行こう!

  2022年4月9日 カテゴリ:コラム


参院選を学ぶ

 2022年7月に予定されている参議院選挙。(以下、参院選)みなさんは選挙に行きますか?
「いつも衆議院選挙(以下、衆院選)には行くけど、参院選は行かない」という人がいるかもしれません。

 これは、参院選は衆院選と比較して、比較的みなさんから軽視されていることに原因があるように思います。ではどうして、参院選が軽視される傾向にあるのでしょうか?

参議院と衆議院の違い

 軽視の原因を探る前に、みなさんは参議院と衆議院の基本的な数字を知っていますか?国会は参議院と衆議院でできています。これを「2院制」と呼んでいます。

 まずは参議院と衆議院の基本的な数字の違いを見てみましょう。
▽定数=参議院(248人):衆議院(465人)
▽任期=参議院(6年):衆議院(4年※)
▽選挙区=参議院(都道府県単位+全国比例区):衆議院(小選挙区+小選挙区比例代表並列制)
 参議院議員の任期は6年ですが、参院選は3年に一度行われます。半数ごとに改選を迎えるからです。

 さて、人数(定員)を見れば、衆議院が多いですよね。任期は参議院のほうが長い。
選挙区は少し説明が長くなるので、ここでは省きます。

 注目したいのは「任期」です。衆議院の任期に「※」をつけたのは、あくまで「最大値」だからです。

 衆議院には解散の可能性があり、当選したからといって、4年間議員でいられる保証はありません。だから衆議院議員の人は、いつもピリピリしています。

 ニュースなどで議員が「常在戦場(じょうざいせんじょう)」と言っていることを聞いたことがありませんか?常在戦場とは、「いつも戦場にいる心構えで」ということです。衆議院議員である以上、「いつ解散があっても、常日頃から準備をしておけ!」ということでしょうか。

 衆議院に解散があるのは、国の予算や法律、または総理大臣を選ぶときなどに衆議院と参議院で意思の違いがあったとき、衆議院の意思を国会の意思とする「衆院の優越」が憲法に定められているからです。

 衆議院の解散があったときは、「解散の日から40日以内」と定められています。ただし、あくまで「以内」なので、40日に満たない日程で選挙が組まれることもあります。短い期間で選挙の準備をすることはとても難しいことです。だから「常在戦場」なのでしょう。

 ある意味、「いつ選挙があるかわからない」そんな衆院選には、その時の国民の意思が反映されやすいとも言えます。

参院選には価値がない?

 「なんだ、結局衆議院に決められるなら、参院選に行かなくてもいいじゃないか!」

 そう思いませんでしたか?

 確かに「衆院の優越」が憲法に定められている以上、参議院議員を選ぶ参院選には、衆議院ほどの価値がない、と言えなくもないかもしれません。でも少し待ってください。参院選にはみなさんの意思を反映させる重要な選挙なのです。

 なぜか?「国会議員の2/3で再可決」の力があるからです。
 参議院議員(248人)と、衆議院議員(465人)を足した、国会議員の定数は713人。2/3となる数字は475人。ちなみに、衆院の2022年4月段階での与党の数は291人です。
 2022年の参院選は半数が改選を迎えるわけですが、2/3の数字をにらむ与党にとっては、重要な選挙となるに違いありません。

候補者のお守り「為書き」

 さて、そんな参院選にも、候補者にとって重要な「お守り」とも言えるのが「為書き(ためがき)」です。

 為書きとは、選挙時に使う応援用ポスターのことです。「祈 当選」とでかでかと書かれているもの、当選のニュースの時に、万歳をする人たちの後ろによく書かれていますよね。
 「〇〇さんの為(ため)」に書かれているから、「為書き」と呼ばれています。2022年参院選に立候補する人の選挙事務所にも、為書きが数多く飾られることでしょう。

 有力議員からの「為書き」なら、効力もあろうかというもの。候補者にとってはまさしく「お守り」と言えます。

↑